2004.11.19 〜 2004.11.22   沖縄本島 ダイビング




ホテルムーンビーチ駐車場裏


2004.11.18  
 バイトを終え、22時半に家に帰る。
 いつもと変わらない生活。
 しかし今日は違う。
 明日から沖縄本島なんだ。
2004.11.19
 4:40に家を出る。
 もちろん一睡もしていない。
 雨が降っていた。
 でも傘は差さない。
 沖縄の天気予報はずっと晴れ。
 帰ってくる日の東京の天気予報も晴れ。
 だから傘は差さない。
 でも僕は重要なことを忘れていた。
 そう、今、雨が降っているということを。
 ずぶ濡れになって駅に到着。

 今回のツアーは、1年後輩のやーしんくん、2年後輩のとーるくんとの3人旅。奇しくも全員が幹事長経験者という構成。別に狙ったわけではないのだが。
 6:50羽田発ANA991便で一路沖縄へ。時速240kmの強い偏西風の影響で、到着予定時刻を15分遅れて9:50那覇空港着。
 予約していたレンタカーを借り、本島中部・恩納村へ。
 西表島、座間味島、久米島など、大学に入ってから毎年沖縄には来ているものの、沖縄本島を動き回るのはこれが初めて。これまで沖縄本島で来たことがあるのは、那覇空港と泊港だけだった。
 さすがに沖縄。暖かい。日差しがあればTシャツ1枚で何ら問題ない。
 しかし58号線の交通量の多さには閉口。東京の環8と何ら変わらない交通量。
 「ここは本当に沖縄なのか」という疑念が生じ始めたとき、恩納村到着。そして見えた、エメラルドグリーンの海。間違いない、沖縄の海だった。





ヤシャハゼ 「塩P」 -22m






セムシカサゴ 「塩P」 -12m



 今回使うサービスは、スピッツダイブセンター。恩納村にある、世古夫妻が経営している小さなサービスである。
 沖縄本島で潜るのは初めてだったため、ネットを駆使して検索をかけたところ、「沖縄本島で潜るなら、ボートダイブの必要性はない。」ということが分かり、「きちんと魚見せてくれるガイドさんがいるサービスであること。」「ヤノダテハゼとスジクロユリハゼ見せてくれそうなサービスであること。」という条件で探したところスピッツダイブセンターに行き着いたのだ。
 ダイビングのガイドさんが自分と合うかどうか、というのは、今度の休みにどこに潜りに行こうか、ってことよりも重要だと思う。ホームページを見る限り、メール・電話でやりとりする限り、スピッツの世古さんは自分に合いそう。
 しかし初めてだから不安は不安。
 けれどもそんな不安は、実際会ってみて、1本潜ってみて、完全に消えた。そして、またいつか沖縄本島で潜る機会があれば、スピッツで潜るだろうなぁ、という確信に変わった。
 ちなみにスピッツダイブセンターの「スピッツ」は、やっぱりあのスピッツに少し関係あるらしい。なんでも、店の名前決めるときに、「なんとかブルー」とか「マリンなんとか」とかよくある紛らわしい名前は嫌で、そのとき流れていた音楽がスピッツだったので、スピッツダイブセンターと名前をつけたらしい。
 でも世古さんはスピッツがすごい好きかというと別にそんなことはないらしい。


 1本目  No.264  沖縄本島 「塩P」
 in  14:10  dive time  50min
 out  15:00  water temp  24℃
 max  22.6m  2004.11.19  晴
 ave  14.2m  5mmウエット+フード


 世古さんが運転する青いハイエース・スピッツ号に乗り込み、いざ出発。お客さんは僕ら3人だけ。北風と波が強い影響で、本部方面へ。
 記念すべき沖縄本島初ダイブは、「塩P」。ん、どこそれ?そんなファンキーな名前のポイント、HPに載ってなかったぞ。しかも道沿いの小さい駐車場に車止めて、階段おりて、即エントリー。
 もちろん他にダイビング客はおらず、いるのは数人の釣り人だけ。ホントにこんなとこに魚いるのか?
 しかしやはりここは沖縄だった。-20m付近でヤシャハゼ。ヤシャハゼってこんなに簡単に見られる魚なのかと驚愕。他にもヒレナガネジリンボウ多数。
 世古さんは次々に魚を紹介してくれる。やっぱすげーな、プロのガイドさんは。ボードに魚の名前書いて、「あれ!」って指差してくれるのだが、それでも「えっ、どれ?」ってな感じなことがよくあった。
 なんでそんな離れたところから、そんな小さな魚が見えるんだよ!といちいち突っ込みたくなった。
 そして指差されてもその魚を見つけるのに時間がかかる自分に落胆。260本しか潜ってないからなのか?それとも俺にセンスがないからなのか?
 結論としてはこれからも潜り続けるしかない、ということで変わらないのだが。
 ということで1本目終了。





コブシメ 「崎本部」 -5m








クマノミ 「崎本部」 -5m





イザリウオ 「崎本部」 -10m








謎の魚 「崎本部」 -10m



 2本目  No.265  沖縄本島 「崎本部」
 in  15:50  dive time  61min
 out  16:51  water temp  24℃
 max   9.8m  2004.11.19  晴
 ave   5.5m  5mmウエット+フード


 1本目後、水面休息もそこそこに2本目のポイントへ移動。到着日ダイブなのでゆっくり休んでたら2本目がナイトダイブになってしまうのだ。
 2本目は「崎本部」。「ゴリラチョップ」とも言うらしい。ここはメジャーポイントゆえ、そして北風吹いてもおっけーなポイントゆえ、ダイバーが何人もいた。
 砂浜からエントリー。気分は大瀬・湾内。
 しかし何度も言うようにここは沖縄。エントリーしてすぐに現れたイカは、アオリイカではなく、コブシメ。さすがにデカイ。ペアで産卵中であったらしい。近づきすぎてすいません。
 そしてやはり沖縄。クマノミたくさんいる。でもそういえば「ファインディングニモ」効果で、沖縄のクマノミは乱獲され激減しているというニュースをどっかで見たなぁ。やっぱりここも昔はもっとクマノミがいたのだろうか?
 オドリハゼなどを見せてもらいつつ、驚いたのはイザリウオ。なんと1cm以下。見えねーよ、こんなの。どうやったら見つけられるのか不思議。(左の写真は思いっきりトリミングしてます。)
 やっぱイザリは小さければ小さいほどかわいい。間違いない。
 で、その後すぐに世古さんが見つけた謎の魚。これまたおそらく1cm以下。僕は水中では黒い点にしか見えず、とりあえず写真取ってみたものの、とりあえず生物であることはわかったものの、魚かどうかすら分からなかった。
 家帰ってトリミングして、初めて黒いところに眼があり、透明な尻尾のようなものがあることに気づいたわけで。
 そんなこんなで1日目のダイビングは終了。海から上がるときの夕陽がきれいだった。
 夕食は58号沿いの「幸楽」。定食屋みたいな感じである。料理が出てくるまでに少し時間がかかったが、そのボリューム、安さには大満足。沖縄本島は物価安いんだよなぁ、としみじみ。


2004.11.20

 1本目  No.266  沖縄本島 「真栄田岬」
 in   8:27  dive time  43min
 out   9:10  water temp  24℃
 max   35.1m  2004.11.20  晴
 ave   15.3m  5mmウエット+フード


 沖縄滞在2日目は7:30起床。8:00に世古さんが迎えに来てくれる。今日もお客さんは僕らだけ。前日の話では、「北風強いし海荒れてるから、真栄田・瀬良垣は明日以降も難しいかもね」ということであったが、迎えに来てくれた世古さんは「朝見た様子だとぎりぎり真栄田行けるかも」とおっしゃるではないか。
 「行ってみる?」の問いかけにもちろん「是非!行きたいです!」と答えを返し、1本目は真栄田岬。
 ポイントに着くと土曜日なのに、タンク背負ったダイバーは1人もいない。いるのはスキンダイバーのみ。携帯から真栄田岬海象情報をチェックすると、それもそのはず、「波風とも強く全メニュー不可」の記載が。
 世古さんも「朝来たときより厳しいね。どうする?」と。うーん。即答。「行きたいです」
 「よし、じゃあ早く行こう」ということで、8:27、エントリー。なんと起床から1時間も経っていない。
 そして真栄田岬。流石は沖縄本島人気No.1ポイント。ビーチエントリーですぐに大きなドロップオフがあって、というポイントは伊豆半島にはない。透明度もなかなか良い。こんなポイントあるんなら、わざわざボートに乗らなくても良いよね、っていうポイント。
 リクエストしたのはヤノダテハゼ。ドロップオフ後の転石地帯で探す、探す。うーん、ヒメダテハゼばっかり。たまにヒレナガネジリンボウ。あっ、世古さんが呼んでる、ボードに「ヤノダテハゼ」の文字が!ついにご対面か!?どれどれ、、、ち、ちっちぇ。黄色いラインが4本。尾ビレには微かにきれいな模様が。間違いない。遂にご対面。さぁ写真撮ってやるぞ、と意気込むも、あっ、あれ、レンズが出てこない。。痛恨のデジカメアクシデント発生。(泣)ということで写真ありません。
 ツバメウオ群れに囲まれながら浮上。貸し切り状態の真栄田岬は最高に気持ち良い。ツバメウオなんてそんなに好きな魚じゃないんだけど、このときばかりは可愛くてしょうがなかった。




ヒメサルハゼ 「金武レッドビーチ」 -7m








シマカスリハゼ 「金武レッドビーチ」 -7m





タツノハトコ 「金武レッドビーチ」 -5m








イソギンチャクエビ 「瀬良垣」 -10m



 2本目  No.267  沖縄本島 「金武レッドビーチ」
 in   10:42  dive time  64min
 out   11:46  water temp  23℃
 max   9.8m  2004.11.20  晴
 ave   6.0m  5mmウエット+フード


 2本目は東海岸・「金武レッドビーチ」。「軍桟橋」とも言うらしい。すぐ横が米軍施設のビーチである。もう1組のダイバーは外人さんだった。沖縄を感じ得ずにはいられない。
 ポイントとしては泥ハゼポイント。透明度2m。大瀬崎・湾内の一番悪い時と同じくらい見えない。大げさじゃなく。
 そんなポイントで見た魚たちは、ニュウドウダテハゼ、クロオビハゼ、イトヒキハゼsp、カスリハゼ、ヒメサルハゼなど。特にニュウドウダテハゼには驚いた。デカイ。ニュウドウダテハゼとしてはそんなに大きな方ではなかったらしいが、それでもデカかった。
 透明度が悪く、下が泥のため、なかなか被写体によれず、フラッシュが届かず、良い写真はあまり撮れなかった。まだまだ下手くそと言うこと。
 午前中に2ダイブを終え、午後は「美ら海水族館」へ。初めて見ました。ジンベエザメ。3尾。いつか生で見てやる。


2004.11.21

 1本目  No.268  沖縄本島 「瀬良垣」
 in   8:55  dive time  46min
 out   9:41  water temp  24℃
 max   38.8m  2004.11.21  晴
 ave   14.4m  5mmウエット+フード


 早くもダイビング最終日。朝起きると、太股がかなりの筋肉痛。昨日の真栄田岬がキツかったからだろうか。にしてもダイビングして、太股が筋肉痛って。水中でサッカーしてるわけじゃないのに。情けない限り。
 今日は女性のお客さんが1人増えて4人に。

 昨日の時点で世古さんから「明日はお客さん1人増えるからね」、と言われていた。
 僕は、「ごついカメラ持ったおっさんが来るに違いない。どう考えたって、ぴちぴちのギャルがこの季節に1人で潜りに来るわけはない。」と踏んでいたのだが、予想はうれしいことに外れ、お客さんはキレイな女性であった。
 この時点で、僕ら3人のテンションが上がったことは言うまでもない。
 そしてさらにうれしい知らせが。無理かも、と思っていた「瀬良垣」へ行くというのだ。うぉー、ってことはスジクロ見られるってことか!
 いざエントリー。さすがに条件が厳しいため他にダイバーは見当たらない。僕らは、キレイな女性Sさんの290本を筆頭に、260本の俺、210本のやーしんくん、130本のとーるくん。やっぱり上手い人と潜るのはたのしい。
 この瀬良垣も、真栄田岬と似たような地形。リーフが終わったらドロップオフ、というコースだ。そして-38mでスジクロユリハゼ。しかも2匹。
 いやー、-38mでスジクロが見れてしまうとは。感涙。感涙。そのためかスジクロ撮った写真は全てピンボケ。(泣)




スジクロユリハゼ 「瀬良垣」 -38m








オラウータンクラブ 「瀬良垣」 -10m





アナモリチュウコシオリエビ 「瀬良垣」 -15m








ハナゴンベ 「瀬良垣」 -20m



 2本目  No.269  沖縄本島 「瀬良垣」
 in   11:19  dive time  48min
 out   12:07  water temp  24℃
 max   31.3m  2004.11.21  晴
 ave   13.2m  5mmウエット+フード


 2本目は早くも沖縄本島ツアーラストダイブ。ポイントは1本目と同じく「瀬良垣」。しかし、別コース。
 スミレナガハナダイ、ハナゴンベ、などキレイ系の魚とともに、左の写真の通称・ロボコンエビ(正式名称・アナモリチュウコシオリエビ)、オラウータンクラブ等の甲殻類もきっちりと見せてくれる。
 「瀬良垣」はかなりポテンシャル高いポイントだなぁ、と感動。夏はアケボノハゼもスジクロと同じくらいの水深にいるらしい。
 ということで今回のツアーの全ダイブが無事終了。この季節特有の北風が強い、決して良いコンディションではなかったが、結果的に真栄田岬も瀬良垣も潜ることができ、ヤノダテハゼもスジクロユリハゼも見ることができた。大満足。世古さんに感謝。
 世古さんのアドバイスをもとに、最終日の夕食は焼肉に決定。僕は基本的に肉は食べないことにしているのだが、後輩2人がいかにも「焼肉食いてぇ」という顔をしていたので了承。「牛将」という地元では有名な焼肉屋へ。
 焼肉はうまかったし、値段はかなり安かった。でも何はさておき、店員の女の子が可愛かった。それだけで大満足だった。実際、店を出た時点で、僕ら3人とも焼肉の味をあまり覚えていなかった。
 にしても沖縄の女の子はみんなかわいい。間違いない。
 なんでだろう?僕は「暑いから汗かいて新陳代謝が良いから」という仮説を立ててみたが、「沖縄にかわいい女の子が多い」理由として、なんら説明になっていないことに驚愕。
 ちなみにこのツアーは男3人だけという特殊なツアーであったため、下ネタの嵐であったことは言うまでもない。


2004.11.22

 最終日は朝起きて、荷物を送り、レンタカーで空港へと向かう。ただそれだけ。
 帰りの飛行機は12:50発ANA126便。ツアーを予約したのがギリギリだったため、遅い飛行機は埋まってしまっていたのだ。
 沖縄本島。

 実質的に初めて訪れた島だった。
 そこは離島ではなかった。

 幹線道路である58号線はいつも渋滞。夜になっても車・バイクの通行が途絶えることはない。モノは溢れているし、人も溢れている。11月というのに、どこに行っても観光客が大勢いた。
 離島特有の「癒される」感覚はあまりなく、58号線の排気ガスの匂いは東京を感じさせた。

 しかし、そこはやはり沖縄だった。

 日差しがあればTシャツ・短パンで全く問題なかったし、エメラルドグリーンの海と、南国の魚たちは健在だった。

 沖縄本島。

 トランジットだけの島ではなかった。




崎本部エグジット後の夕陽



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